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Pygmyを使ってアプリをローカル実行してみた

Pygmyを使ってアプリをローカル実行してみた
目次

Pygmyとは何か

PygmyはDockerを使ってローカル環境でアプリケーションを実行するための軽量なツールです。Pygmyを使用することで、複数のコンテナを効率的に管理し、開発者が本番環境と同じような条件下でアプリケーションをテストできる環境を簡単に構築できます。また、Pygmyは特にDrupalやWordPressなどのCMS開発に適しており、迅速な環境セットアップと統合されたサービスを提供します。

Pygmyのセットアップ

必要な前提条件

Pygmyを使用するには、以下のソフトウェアがインストールされていることが必要です。

  • Docker: コンテナの実行に必要な仮想化技術。
  • Docker Compose: 複数のDockerコンテナを一括で管理するためのツール。
  • Homebrew(macOS、Linuxユーザー向け): Pygmyをインストールするためのパッケージマネージャ。

Pygmyのインストール手順

まず、Homebrewがインストールされている場合、以下のコマンドを使ってPygmyをインストールします。
brew tap pygmystack/pygmy && brew install pygmy
インストールが完了したら、次のコマンドでPygmyがインストールできたか確認します。
pygmy version

アプリのローカル実行

今回はサンプルでWordPressを実行します。

プロジェクトの設定

lagoonが提供しているWordPressのサンプルリポジトリをクローンします。
git clone git@github.com:lagoon-examples/wordpress-base.git
cd wordpress-base/

Pygmyを使ったアプリの起動方法

pygmy start
docker compose up -d
composerを使ってWordPressの依存関係をインストールします。
docker compose exec cli composer install

実行中のアプリの確認方法

pygmy status
実行結果にhttp://wordpress-base.docker.amazee.io/が表示されアクセスできるようになっていると思います。

まとめ

Pygmyは、Dockerを使用してローカル環境でアプリケーションを効率的に管理するための軽量ツールです。特にDrupalやWordPressの開発に適しており、簡単に本番環境に近いローカル環境を構築できます。Pygmyのセットアップは他にDocker、Docker Composeが必要です。PygmyとDocker Composeのコマンドを使うだけで迅速にWordPress環境を立ち上げ開発環境を整えることができます。