WordPressサイトをamazee.ioにデプロイする方法
このガイドでは、lagoon-examples/wordpress-baseを使用した、amazee.io環境へのWordPressサイトの効率的なデプロイ手順を解説します。Webhook設定により、GitHubへのプッシュをトリガーに自動デプロイが実行されます。以下の各手順に沿って設定を行いましょう。
GitHub - lagoon-examples/wordpress-base: A ready-to-use Wordpress example for use on LagoonA ready-to-use Wordpress example for use on Lagoon - lagoon-examples/wordpress-base github.com/lagoon-examples/wordpress-base
1. リポジトリのクローンと準備
リポジトリのクローン:
git clone <https://github.com/lagoon-examples/wordpress-base.git> my-wordpress-project
cd my-wordpress-project
2. GitHubリポジトリへの登録
GitHubで新規リポジトリを作成します。
ローカルリポジトリの初期化とリモートリポジトリの設定:
git init
git remote add origin git@github.com:your-username/my-wordpress-project.git
初回のコミットとプッシュ:
git add .
git commit -m "Initial commit"
git push -u origin main
3. Lagoon用設定ファイルの適用
wp-config.php ファイル:
環境変数を追加して動的なURLや設定を適用することでローカル環境と本番環境で同じwp-config.phpファイルを利用できるようになります。
.lagoon.ymlファイル:
Lagoon環境でのプロジェクト設定は、.lagoon.ymlで管理され、複数の環境間での柔軟な運用を可能にします。今回はこれらのファイルはリポジトリをクローンした状態から変更せず、そのまま使用して進めます。
4. Webhookの設定
GitHubのWebhookを使って、プッシュやPull RequestのイベントでLagoonが自動的にデプロイを実行できるように設定します。
GitHubリポジトリでWebhookを設定:
GitHubで「Settings」→「Webhooks」に移動し、「Add webhook」をクリック。
Payload URLに以下を入力:
<https://hooks.lagoon.amazeeio.cloud>
Content type:application/json
Secret:Lagoonから提供されたシークレットキーを入力。
イベントの設定:
次のイベントを選択します:
Push events
Pull request events
推奨:PushとPull requestの両方のイベントを送信し、Lagoonのプロジェクト設定でフィルタリングすることで、柔軟なデプロイ管理を実現します。
Webhookの追加:
「Add webhook」をクリックして設定を保存します。
詳細なWebhookの設定方法は、Lagoon Webhookドキュメントを参照してください。
5. 自動デプロイの確認と管理
コードの更新とプッシュ:
LagoonはGitのプッシュを検知して自動的にデプロイします。
git add .
git commit -m "Update configuration"
git push origin main
amazee.ioでのデプロイ状況の確認:
amazee.ioの管理画面でプロジェクトと環境を選択後、Deploymentsから各デプロイの進行状況やログが確認できます。
また、Lagoon CLI を使用したデプロイ状況の確認方法は以下の通りです。
lagoon get d --project プロジェクト名 -e 環境名 -L -N $(lagoon list d --project プロジェクト名 -e 環境名 --output-json | jq -r '.data[0].name')
6. SSL証明書の適用
Lagoonでは、Let's Encryptを使ったSSL証明書が自動で適用されます。これにより、HTTPS対応が行われ、セキュリティとSEOの向上が期待できます。
まとめ
このガイドでは、lagoon-examples/wordpress-baseを利用してWordPressサイトをamazee.ioにデプロイするための基本手順を解説しました。GitHubへのプッシュをトリガーにした自動デプロイ設定や、環境変数を活用してローカル環境と本番環境の両方に対応できる構成が特徴です。Webhookの設定によりデプロイの自動化を実現し、管理画面やCLIで進行状況の確認も可能です。SSL証明書の自動適用により、セキュリティ面も強化されています。
詳細は以下の公式ドキュメントを参照してください:
Lagoon Webhook設定
Lagoonプロジェクトセットアップ